ある日、電動自転車のバッテリーを充電していると、残量メーターが見たことない点滅をしている!
という経験をした人は、結構いるんじゃないでしょうか?
電動自転車バッテリーは消耗品なので、必ず寿命がやってきます。
そして、バッテリーは上図の様に普段見かけない点滅パターンで、バッテリーの異常をお知らせします。
点滅パターン毎にバッテリーがどの様な症状をお知らせしているのか、また修理する事が出来るのか、見ていきましょう。
動画で見たい方はこちら
1~4全てのランプが同時に点滅する。
このパターンの点滅には、2つの意味のお知らせがあります。
①充電器側のランプが緑色で点滅している場合
バッテリーを充電しようと、充電器にバッテリーを接続した時に起こるお知らせパターンです。
上のイラストのように充電状態の時、
- 充電ランプが緑色に点滅
- バッテリーの残量ランプの4灯が同時に点滅
この症状はバッテリー内部が高温の時、またはバッテリーが過度に冷えている状態をお知らせしています。
バッテリー内部温度が充電に適した温度になると、充電が開始されます。
故障ではありませんので、修理の必要はありません。適度な環境(15~25℃)で充電して下さい。
②充電中か残量ボタンを押すと、4灯同時に早く点滅する
先程の温度お知らせパターンと似ていますが、状況が少し違います。
①まずは先程と同様、バッテリーを充電器に接続し、充電開始(充電ランプが緑色に点灯)と同時にバッテリー残量ランプが約2秒間、4灯同時に速く点滅(約0.1秒間隔)する。
または、
②上図のバッテリー残量表示ボタンを押した時に、バッテリー残量ランプ約2秒間、4灯同時に速く点滅 (約0.1秒間隔)する。
これは故障ではありません。長期使用のお知らせ機能が作動しています。
引き続きお使いいただけますが、1充電あたりの走行距離が短く、アシスト力が弱く感じる場合はバッテリーの交換時期です。
1と3、2と4が交互に点滅する
この症状を文章で表現するのは難しいですね(^.^;
上の画像のようなお知らせパターンです。
充電中に、充電器の充電ランプが赤色で点滅し、バッテリーの残量ランプが上の画像のようになります。
これは、接続端子の接触不良が考えられます。
バッテリーを一旦充電器から取り外し、再度バッテリーを充電器に取り付けて下さい。
と、説明書には書いています。
イーチャリティでも毎月かなりの量のバッテリーをチェックしますが、この症状はよく見かけます。
接触不良もあるのでしょうが、ほとんどが改善する事はありません。バッテリー買い替えの検討が必要になると思います。
1と4のランプが同時に点滅する
充電中、充電器の充電ランプが赤色で点滅し、バッテリー残量ランプが上画像のように点滅します。
これはバッテリー内部の保護機能が作動して使用できない状態になっています。
この症状も結論から言うと、改善しません。バッテリーの買い替えが必要になります。
いかがでしたか?
今回ご紹介した症状が起こった場合は、購入店もしくはイーチャリティにご相談下さい。
この記事では紹介していませんが、下のリンクの点滅パターンも相談の多い症状となります。個別に対策方法をご紹介しています。