電動自転車バッテリーエラー、今回はパナソニックのバッテリーエラーの症状をご紹介します。
パナソニック・ヤマハ・ブリヂストンは他海外ブランドと比較して、高品質な電動自転車を作っています。
ですが、ここ数年は昔のモデルに比べるとバッテリーのエラーやモーターの故障が増えているように感じます。
恐らく、いろんな機能を盛り込みすぎて、作りを複雑化させたからではないでしょうか?高価な商品ですので、機能はシンプルで故障の少ない商品に立ち返ってもらいたいものです。
それでは早速バッテリーエラーを見ていきましょう!
目次
ランプ消灯が順番に流れる
最近よく見かけるエラーの一つです。
電池残量ランプが全点灯した状態から、1~5まで順番にランプ消灯が流れます。
このエラーが表示された場合、まず復活しません。
バッテリーの買い替えが必要になります。
メーカーサイトによると、「セルバランス崩れ」といった症状だそうです。
バッテリーケース内部には、複数のバッテリーセル(乾電池のようなもの)がつながって構成されています。
一部のバッテリーセルが劣化してしまうと、このような症状が発生します。
ランプ点灯が順番に流れる
このエラーもよく見かけます。
電池残量ランプが全消灯した状態から、1~5まで順番にランプ点灯が流れます。
毎月多くのバッテリーをチェックしていますが、このエラーが表示された場合も、バッテリーが復活する事はごく稀です。
メーカーサイトによると、「充電プロセスのエラー」が発生しているようです。
この症状が出た場合、充電器からバッテリーを外して1日ほど何もせず、放置してみて下さい。
エラーメッセージが改善された場合、バッテリー使用後もう一度充電器に載せ、エラー表示が再発しなければそのまま使えます。
改善したが、症状が再発する場合は充電器かバッテリーの劣化が原因です。
残量ランプの2と4が点滅する
このエラーメッセージはあまり見たことがありません。
この場合、バッテリーではなくモーターが原因の場合もあるようです。
メーカーサイトによると、「放電プロセスのエラー」が発生しているようです。
まずは、バッテリーを充電器に載せて下さい。
症状が改善する場合、バッテリーは致命的なダメージは受けていません。
充電器に載せても改善がない場合は、バッテリーの買い替えが必要です。
また、電動自転車のモーターに問題がある場合があります。
その場合、使用するとバッテリーが故障する事がありますので、 自転車のご購入店で駆動ユニットの検査をして下さい。
その際は、「バッテリー残量LEDの2番目と4番目が点滅した」とお伝えください。 (自転車のご購入から3年以内であれば検査費用はいただいておりません。その他、費用等は販売店にご確認ください。)
残量ランプの1と3と5が点滅する
この表示もあまり出会った事がありません。
リチウムバッテリーは高温と低温に弱いのですが、温度が関係しています。
メーカーサイトによると、「温度の異常」を表しています。
使用直後の充電、炎天下での駐輪、氷点下の環境で発生します。
この症状が発生した場合、0~40℃に戻るまで常温環境で2時間ほど待って、再度確認してみて下さい。
0~40℃の環境下でもこの症状が発生する場合は、バッテリーの劣化が原因の場合もあります。
残量ランプの1~5が同時に点滅する
この症状もよく見かけます。
この状態から復活した事はありません。バッテリーの買い替えが必要です。
メーカーサイトによると、制御回路、バッテリーセル異常、深放電など、様々なパターンのバッテリー故障を表しています 。
その他の故障パターン
今までご紹介したエラー表示はメーカーサイトにも記載されていますが、その他にも故障パターンがあります。
充電中残量ランプが点灯しない
充電器に載せてもランプが点灯しません。残量確認ボタンを押せば、電池残量は表示されますが、充電中にどこまで充電されているか見る事ができません。
この状態では、バッテリーは使用できる場合もありますが、不便に感じる事が多くなります。
充電後、充電器から外すと残量ランプが1点滅する
通常どおり充電されているように見えるのですが、充電器から外すと電池残量ランプの1つ目が点滅=残量が無い状態、となりバッテリーを使用する事ができません。
よく見かけるエラーです。この状態から復活したことはありません。バッテリーの買い替えが必要です。
いかがでしたか?
電動自転車バッテリーの異常は、一度発生すると元に戻る可能性は低いように感じます。
バッテリーにも当たり外れはあるかと思いますが、バッテリーの保管方法を見直す事で、寿命を延ばす事はできると思います。
リチウムバッテリーは高温と低温に弱いので、
- 暑い日に直射日光の当たる場所で保管しない。
- 寒い日に外に出しっぱなしにしない
この2点に気をつけてもらう事で、バッテリーへの余計な負荷を減らす事ができます。
乗る度にバッテリーを外して、家で保管される方もいらっしゃいます。
スマホと同様、人間が快適な温度で保管する事を強くオススメします。